2018年5月30日水曜日

53~56日目 ヌクス Nukus(ウズベキスタン)~Beyneu Бейнеу(カザフスタン)

53日目 ヌクスから140kmほど先にあるdinur cafe
朝食があるって言ってたので、食べてから出発しようと 出たら、
フルーツご自由にお食べください。    普通のホテル!!!普通が豪華!!

スクランブルエッグ・パン・フルーツにジャム・コーヒーっていうメニューでした

朝食いただいた後出発 ヌクスという町はこのウズベキスタンの僕のルートでは大きい町では最後の町なので、ああ~終わりだな。なんて思いつつ、・・あっつ。とか思ってました


町を出たらすぐに未舗装道路突入かと思いきや、横の町に到着..


意外とこじんまりしててこういう町の方が良さそう..なんて思って走ってた


バス停もしょぼさを増し


道路よりも脇道の方が走りやすいという残念ルートもでてきました。


70kmほど走った所でcafeという文字を発見したので、飲み物を買いに店に入ったら
アイスも売ってたし、手、顔洗っていいよっていうから洗わせてもらったり。

またおいでね!って言ってくれました。 ま、外はあっついんですわ。
中は広く冷房は効いてないけど、日陰なので涼しいんですが、、
酔っぱらいの客がいて、のんびりしてると 近寄ってくるので飲むだけ飲んで逃げました。
なんというか酔っぱらいの人って近寄ってきすぎなんですよね。顔が近い

ヌクスを出たらすぐに砂漠に突入すると思いきやまだ道は綺麗だし、緑は多いし。
暑いですが思ったより快適に走れてます。少し追い風?


少し早いトラックを見つけたので後ろにくっついて5kmほど走ったり遊んでました。
トラックの後ろは熱がこもるせいか、虫の住処。 地獄絵図
少しグッと登る所があってそこでトラックに追いつけなくなりました
そのままのんびり走ってると横に 小人が住んでる町か?ってぐらい綺麗な建物がずらーっと並んでる所があり..

あ、墓地か。と気づく。

墓地を超えたと思ったらいきなり前方から熱風が ドッと吹き出してきた
風が180°回転して完全な向かい風になった。 そして砂漠突入
見渡す限り何もない世界突入 ただ道は綺麗


砂漠突入から60kmほどかな?140km地点ぐらいで
ちょうどお腹がすき、だれてきて、水も尽き、ペットボトルから入れ替えるか?と
考えそうなタイミングでELABADという看板がでてきた。


そしてその先にcafe兼hotelのdinur cafe到着。
以前自転車旅してる人に dinur cafeはいいぞ!自転車民のオアシスだ。泊まっていけ!
っと言われてたけど、これは確かに納得。
時間も15;00ぐらいだったけど、この先、テントで寝るか悩んでたけど、
あっつくて ヒーって思ってたので、泊まる方向に。

値段は80000som 日本円だと1200円ぐらいか。こりゃ確かにいいわ

入り口見たらソムサを作ってた。写真撮らせて~ってお願いしてたら 笑ってok貰ったので撮った
ソムサは中に肉のミンチみたいなのが入った総菜パン ちょっと油ぽいけど熱くておいしい


こちらはホテルの隣にあるcafe  freewifi付き 冷房もきいてる


奇跡的にメニューが写真付きだし、食べた後外に出たくも無いので、ダレル方向で
サラダと、おススメ聞いたら ピラフって言ってたので注文
サラダはオリーブオイルみたいなのがかかってそうだけど、塩ふって食べた


まだ食べれそうだったので適当にチョイス。 ピラフの方がおいしかった。


水を見たら、凍ってるのを発見。

凍ってる!なんて初めて見た!っと感動したので購入
もしかしたら明日の朝まで冷たいかも~♪なんて思ってたけど、
実際は、少し溶けてきたので開けると、GAS入りだったようで噴き出る噴き出る...
地獄でした
ちなみに、外の気温はアプリで調べると最高38℃まで上昇してました..
ちょうど走り終わったあたりの温度がそれぐらいだったので、限界値まで走ってた模様

ホテル側はこんな感じ トイレ、シャワーは兼用。

トイレには 女性用、男性用とロシア語とハングル文字で書かれています..
日本人なら読めるだろ!みたいに言われましたが、読めねぇy!!
のちにわかりましたが、この近辺で韓国の人が大勢で働いてるらしく、
ここに良く泊まりにくるので、ハングル文字も書いてるそうです

アッつい時の良いポイントは写真が綺麗に撮れる事。ただ暑くて外出たくないレベル


ちなみに、ウズベキスタンでは、cafeではなく、kafeです。 cafeは英語


フルーツの盛り合わせとヨーグルトとコーラ

フルーツは リンゴとさくらんぼ。
リンゴは小さいので 日本のリンゴよりも食べやすい。
色や大きさは違えど 味は同じでおいしいです


このカフェはトラックの運ちゃんが良く入ってきてて、のんびりしてると話しかけられます.. 嬉しい反面、のんびりできない地獄
左の人は 店の人。 その他は客。
僕一人で座ってたんですが、気づけばテーブル全員 人が座ってました...


これは こっちのたばこらしい
吸殻を少し口に含んで ペッと吐くらしい
副流煙を考えるとこっちの方が良いのか?とか考えたけど、それでもだめだと思う
この先にあるカフェはダメだ。あそこはダメ。寝るだけならok
イミグレ手前にあるカフェはok
とか少々運ちゃんとgoogle翻訳を使って会話。 情報いただきました。
夜 日没超えても全然涼しくならず。あー暑さは落ち着いてきたかもしれない。程度にしかならず。恐ろしい場所です。
ただこのカフェの後ろ側に少し建物があるけど、暑すぎていけず(というか線路があって超えれない) 何もすることが無い。。
昔は砂漠の中のオアシスといえば、湖だったけど、
現代のオアシスはカフェだな。なんて思ってた

54日目 dinur cafeで引きこもり
朝目が覚めて 外の様子を見に外出たら・・死ぬほど寒かった・・・・・   え?
昨日絶望的に暑かったのに、今日なんて砂が舞って全然景色見えないし

というより、風の方向的に 完全な向かい風で、、というか爆風すぎて走れるのか??と
しばらく悩んだ結果..引きこもる方向に。

っという事で違うメニュを注文

感想。いまいち!

ネットで今日の気温を調べると最高19℃ 最低9℃...
昨日最高38℃ 最低18℃だった気が・・・・・
結局丸一日風は止むことなく、激しく風が吹き続けてました。
これが追い風だったら 天国だろうな。なんて思ってたけど、
時間が経つにつれ景色はどんどん曇っていくのを見るとこれは追い風でも走ってはダメな日かもしれない。なんて考えてた

55日目 dinur cafe~ウズベキスタンのイミグレ-40km地点
風も止んでるし(少し追い風気味) チャンス日と思ってチェックアウト
朝食にサムサとナンを食べてから出発 前の店でNon(ノン)って教えてもらったけど、
その後聞いてると、どうも、Nan(ナン)の方が正しそう..
発音がアとオの中間ぽいので、難しいけどナンの方が正しそう。
でも、Nonって教えてもらったんだよね..もしかして方言か?


今日は走ります。 どんどん。


砂はだいぶ落ち着きましたが、まだ舞ってる感じで 上を見上げると空は青いけど、
前を見ると白いって感じがずっと続いてました


ひたすら走る事120kmだったかな?噂のカフェ到着

入ると確かに注文もできるし、飲み物もあるので、食べはしましたが、
これは運ちゃんの意見が正しい。 こりゃだめな店だ。
でもここを寄らないと。。なので、お腹に入れるだけ入れて、出発です..

上の店を出て1kmも走らないうちにゲートが出てきて閉まってました。
隣の建物でパスポートを見せてる車の人がいたので、真似て見せてみた所
ああjapanね。はいはい。ぐらいで終了... ゲートは車が通るのに開けましたが、
よく見ると自転車だったら横から通れる.. 見せなくてよかったのかな?
なんて思ったけど、徐々に地面が死んでいく状況突入。。
あ、はじまった。


ひたすら何もない道です。
車やトラックはたまに通りますが、10分に1台ぐらい。
それよりも鳥とかの方が多いレベル
たまにラクダがいます だんだんわかってきたのが、ラクダを飼育してる人はほぼいない。 野良が多い。 前の店の近くにいたラクダだけ首に紐?みたいなのがついてたので、管理下に置かれてるんだなって思ったけどそれ以外は野良っぽい。

そして 肌についてる毛は 結構だれてて、 剥げてるラクダもいっぱいいる。
正直見た目汚い。そして結構臭い
5,6m離れてても臭いレベル



道が絶望になってるものの追い風なのでできるだけ走りたいと走り続けた結果
245km地点まで走りました。 そこで何もない所に適当にテントを張って就寝

イミグレまで50kmぐらいかな~なんて。 圏外だったのは悲しかった。

56日目 ウズベキスタンのイミグレ-40km地点~Beyneu Бейнеу(カザフスタン)
朝起きてテントを片づけて...っとしてる最中からわかってましたが、今日は向かい風。
弱めだったはずと思いながら片づけて出発。
正直撮るようなものもなんもないんでただひたすらこぐのみ!
40kmほど走った所で建物がでてきて、、 久々に建物見た感じ..
予定では2時間で着く所 3時間ほどかかって到着する始末 地面のデコボコ+向かい風


ウズベキスタンのお金を両替できるかわからなかったので、カフェで使っちゃう~?とか思いつつ イミグレ手前にあるカフェに入るとまさかのディーノカフェ
メニュも一緒。そして運ちゃん多し! いろいろ納得。
サラダやピラフと頼みつつ食べてた


最後なので写真撮っときました

これがウズベキスタンマネー 5000=70円ぐらい..
基本的に5000か10000をよく使い、たまに1000があるぐらいなので、
200,500などのお札は補助的な扱い たまにお釣りが無いのでお菓子に変わったり
ま、端数だし省略っとおつりが無かったりするような扱い


こちらが、ホテルチェックアウト時に必ず貰えるレギストリカード
これが無いと出国厄介なので持つ必要がある。
実際は政府から渡される紙に・・ではなく、各ホテルが用意するっぽいので、
付箋紙バージョンだったり・・ チェックアウト時にプリントアウトしてハサミで切ってくれたり、さまざま。

お金に関しては、カフェの入り口にぼったくり屋がいたので、そこで全額カザフスタンマネーに両替しました。 計算すると2000円ほどになった.. す、、、すくねぇ
ATMは大きな街に行かないと無いので、多少のお金でもアリガタシ!

そして出国
出国ゲートは 慣れてる手つきで ぽんぽんで終了。
レギストリカードに関しては全部提出したものの、1枚だけ見て、
はいはい。で返ってきました.. え・・・これは・・・
捨てていいの?>どうぞご自由に。
きっちりチェックされるかと思いきや その程度だったのかy

そしてカザフスタン
入国のロビーには人が大量に並んでて、まぢかーーーっと凹んでると
ツーリスト? ツーリストだから先ね。 っと優先してくれました。
どうもウズベキスタン、カザフスタンの買い物の行き来?をしてる人が多く、
そういう人が並んでゆっくりやらされてるみたい。
慣れてるのか、ツーリストね。はいはい。どうぞ。
って感じで皆道をあけてくれますが、
え?まだツーリストカード書いてない・・って困りつつ誘導されるので、
周りの人も笑う始末

ハンコはもらえたけど、少々慣れてない手つきだった...はぁ。
とはいえ、問題なくカザフスタン入国。さらばウズベキスタン
っと出た瞬間・・・砂が地獄のように舞ってた


でももう行くしかない。。と思って70km先にある町
(ここまで行かないとホテル・ATMがない)目指してGo

っとか思ったけど、もうきついのなんのって。進まない。
結局苦しんでると30km地点ぐらいの所でガソリンスタンドがあったので、
ここで止めると途方に暮れてたら、ガソリンスタンドの人から一言
「ここで休憩NG」 はー最悪
横道入ると建物がありそうだったので、そっち行くと飲み物買える?って聞いてみると 買えるよ。っと返答貰ったのでそっちに行ってみる事に。
小さな町入って一つ目 コーラの看板発見。
入ってみると店で、おお!っと喜んだら目の前に猫が座ってた

おとなしい!飲み物とか食べ物を少し購入して 店の人にお願いして
店の中 隅っこで食べてました。途中猫が近寄ってきてクンクン匂ったりしてたけど、
餌も持ってないので無視しといた。 人懐っこい猫だな~

なんか日陰になってテント張って快適な場所無いかなーっと少し街中を探索

するも・・無いね。 町だし。

悩んだ末ちょっと進む事に。

風は思った以上に強く、
地面が汚い。風は強い。砂ぼこりはシャレになってない。
良い所なしの今日。 もし日本に僕がいるなら絶対今日は走ってない。
とか思いながらだらだら走ってました
途中?夕方過ぎてるぐらいに トラックが集まってる所があったので、飯食べる所かな?と適当に侵入
ok?と聞くと okと返答
しかも 手洗う?顔洗う?って聞かれたので、ひゃっはーって喜んだら周りの運ちゃんも笑ってた


この荷台の一つを改造してレストランにしてるぽく、中は熱気で暑い
そしてでてくるメニューは1つのみで、暑い。
でもおいしい。

この近辺の人はコーヒー文化ではなく、結構お茶や紅茶が多い。
この店はお茶ではなく、紅茶でしたが、
1杯目がシャレにならないおいしさだったので、お代わりをすると次は
ミルクティにしてくれるやさしさ。
ちなみに、砂糖を入れて飲むので死ぬほど甘くして飲んでます。

途中 俺を撮れ!と言われたので撮ってました..

そのポーズは何なんだろうか..

ここでも聞きましたが、Nan ナンらしい

これがスタンプ。これが中央にマークついてるのが ナンの印
小さいと一つだけど、大きいものはこんな感じで大量に打たれてます

値段聞くと いらないって。 涙 お礼を言って外に出ると
あー涼しい。最高と思ったけど、周りの人から 上着着ないの?と聞かれた..
そうか。僕だけ暑いと感じてて、周りは寒いのか。と自転車乗りで温度が上昇してる事を思い出した。
そしてここには運ちゃんしか集まってないと考えると・・・
ここレストランじゃなく、運ちゃん(工事現場)の休憩所だったんだ・・と気づく..
ありがたき幸せ

このまま走り、あれ?町に着ける?日没が先か?とか思いつつ走り続けてた

なーーーんとか町到着..
どうもこの町は電車の発着ポイントで 貨物でもトラックに移してるのか
貨物列車多いし、トラック多いし、みたいなポイントだった..
携帯のバッテリがギリギリだったし、地面ぼこぼこだし、日没わずかだし、
泊まれるか不安だし、いろいろあってあんまり写真撮らず。

結局入ってすぐにあったHOTELという看板見つけて 入ったらokだった

っというか、以前カザフスタンいた時にお金を少し残しといてほんと良かった・・
無かったらHOTELより先にATMだから、、もう少し進まないといけなかった。
okだったので、入ったけど、まぁ久々ね。
お湯は出ない。水シャワー テレビはあるけど、リモコン電池切れてる。
カップラーメンでも食べようかなと 思ったけど、お湯がホテルの中探しても無いので、
まさかの建物の横で火をつけてお湯をつくるとは思わなかった
外の地面は 砂が多く、ここが砂漠のギリギリラインっていうのが実感できる。ラクダいるし


なんてやってると日没。
wifiとコンセントあるなら、どこでもいい。
このまま後3日ぐらいずっとテントで行く予定だったけど、まさか泊まれるとは。
予想外の出来事で驚いてる。
ちなみに、道はずっと 壊滅でした。
もしかしたら、この町からきれいかも?

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あるあるではあるけど、
国境にある町は基本治安が悪いので、
あまり観光でうろちょろするのはおススメされない。
ただし、国境から数十キロ町まで離れてる場合は、町から国境までの道は基本的に汚いので、国境に町がある方が綺麗な道になってる可能性が高い..
ぶっちゃけ道は その国の流通を快適にするもので、他の国に行くのにわざわざ綺麗にする必要ないよね.. っと考えるとわかりやすい。
その為、一つ目の大きい町(例えば、今の町)が70km地点なら 70kmはあきらめムード
そこからきれいになってる可能性大 っと考えて走るのがベター。
そういう意味では 僕の走ってるこのルートは最初から 道ダメだろうな。ってわかって走らないといけないという 悲しいルートという事になる。
そしてイラン側ルートは国境ギリギリに町があるので、だいぶきれいだろうなーと
隣の芝生は・・・。。。知らない所はこの辺にしとこう。